【レシピ】小豆を煮る!粒あんの作り方

タッパーに入った手作りの粒あんの写真

縫いブログだけど、たまにはレシピ書くよー

久しぶりに更新です。

年末からお正月にかけて、お餅を食べる機会も多いと思うので、小豆を煮てあんこを作るレシピをご紹介します。

あんこは自分で作ると好きな甘さにできますし、砂糖の代わりに別の甘味料を使うこともできます。あんこに使われる砂糖が気になっているなら、ぜひ自分で作ってみてください!

最近は毎週のようにあんこを作ります。母のおやつ用に作るのですが、これは砂糖を使っていないレシピなので、安心して食べてもらえます。

粒あんの材料

材料(出来上がり量850g程度)
  • 小豆 250g
  • 水 900ml
  • ラカントS 180g (または砂糖180g)
  • 塩 2g (小さじ2/5)
  • イージーファイバー 5.2g×5パック (なくても良い)

※普通のあんこの場合は、ラカントSの代わりに砂糖を使い、イージーファイバーは入れずに作ります。

(小豆250gと水だけの重さは約640gでした。加える砂糖などの量で仕上がりの重さが変わってきます。)

砂糖の量は小豆の重さと同量~8割くらいのレシピが多いようですが、7割くらいでも十分甘くて美味しいあんこになります。これより少ないと、甘さ控えめ感が出てくるように思います。このレシピでは7割よりやや多め、砂糖の代わりにラカントSという甘味料を使っています。(ラカントSは砂糖と同じ重量で使える甘味料です)

イージーファイバーは水溶性食物繊維(難消化性デキストリン)が豊富に含まれている特定保健用食品です。入れても味はほとんど変わりません。

※便秘解消によいとされている食物繊維には二種類、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。不溶性:水溶性のバランスが2:1だと理想的なのだそうです。
小豆250g中に含まれる食物繊維は、不溶性が41.5g:水溶性が3g。
2:1にするには、水溶性を増量してあげる必要があります。そこで、イージーファイバーを入れているのです。1パックあたり4.2gの水溶性食物繊維が含まれているので、5パックで21gが追加され、41.5g:24gになります。やや水溶性が多めですので、気になる方は4パックに減らしてください。
(イージーファイバーを入れることは、他の食品で水溶性食物繊維を補える場合は必要ないことですが、食事量が少ない人などには有効だと思っています。)

※小豆を茹でると、小豆に含まれるデンプンが難消化性デンプンに変わり、食物繊維の量が5割ほど増えるのだそうです。(井村屋より)
この難消化性デンプンは、井村屋さんの記事には不溶性と書かれていましたが、ただの不溶性ではなさそう。
J-オイルミルズの記事によると、この難消化性デンプンは「レジスタントスターチ」とも呼ばれ、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方の特徴を併せ持つといわれているそうです。

粒あんの作り方

  1. 小豆を軽く洗って鍋に入れ、小豆のかさの3倍くらいの水(900ml)を入れて中火にかける。
  2. 沸騰てきたら蓋を軽くずらして置き、軽く豆が動く程度の火加減に弱めて、40分~45分程度煮る。(豆が煮汁にひたっていれば、さし水はしなくてよい。)
  3. 豆の柔らかさを確かめる。指で軽くつぶれるくらいならOK。硬い芯が残っていたらもう少し煮る。
  4. 火を止めて、蓋をして15分くらい置く。予熱で先ほどよりも柔らかくなる。(砂糖を入れてしまうと、これ以上柔らかくならない。この時点で硬かったらもう一度火にかけるなどして柔らかくしておく)
  5. ラカントSを2回に分けて入れる。一回目を入れて混ぜたら1~2分時間をあけ、二回目を入れる。
  6. 蓋をせず弱火にかけて、時々混ぜながら15~20分程度煮る。煮汁が少なくなって、とろみが出てきたら火を止める。(冷めると少し水分が減るので、気持ち水分多めくらいで良い)
  7. 塩を入れて混ぜる。
  8. 最後にイージーファイバーを入れて混ぜる。

※砂糖を使っていないのであまり日持ちがしません。冷蔵庫で保存して早めに食べ切るか、冷凍保存してください。

※火を止めて15分くらい置くのは、ガスの節約のためです(笑)。火を止めずに煮続けていてもよいですが豆の柔らかさを見ながら時間を調整してください。

※溶け出したポリフェノールがもったいないので渋切り(ゆでこぼしてアクをとる)はしませんが、美味しく仕上がります。

材料についてのリンク

ラカントSについて

ダイエット甘味料はたくさんありますが、その中でもラカントSは安全性が高く、ダイエットレシピで頻繁に見かけます。天然甘味成分「エリスリトール」とウリ科の植物「羅漢果(ラカンカ)」の高純度エキス(砂糖の約300倍の甘さ)で作られており、原材料の99%以上を占めるエリスリトールは体内で吸収されずに排泄されます。

イージーファイバーについて

イージーファイバーは食物繊維粉末食品で、水溶性食物繊維である難消化性デキストリンが含まれています。このレシピでは「特定保健用食品」マークのついているノーマルタイプのものを使っています。乳酸菌入り・大容量タイプ・ダイエットタイプは含まれる水溶性食物繊維の量が異なるので、そちらを使う場合は量を調整してください。

小豆について

小豆の産地などはとくにこだわりなく、たくさん入っていてお安いものを買って使っています。でもスーパーで市販されている小豆はだいたい北海道産と書いてあるような気がします(確かめたわけではないので、違っているかもしれません)。

小豆は栄養価が高く、煮汁の健康効果も期待されるなど注目されている食品だと思います。小豆の「毒出し」効果をうたった書籍も見かけます。

小豆をあんこにするときには大量の砂糖を使うので、せっかく体に良い小豆が……と思う気持ちがありました。
でもやっぱり甘いものは幸せホルモンを分泌してくれるので、それならラカントSを大量に使ってあんこを作ればいいじゃない! ということで、このレシピを作りました。(そう、今までラカントSがお高いので躊躇していたんです。でも幸せホルモンのほうが大事です。笑)

小豆といえばあずきバーの井村屋さん。

難消化性デンプンについての記事も貼っておきます。

コメント

  1. 文緒 より:

    人工甘味料は身体に良くないと聞きますが、ラカンカは天然の果実羅漢果由来で安心できそうですね。
    小豆からあんこを作るなんて本格的で凄い……
    今、コオロギなんて変なものがあれこれ加工食品に混ぜられそうになっていますから、
    自分で何でも作れるようになっておけば安全なものが食べられて安心ですね。
    私もパンを作れるようになっておきたいと思っています。

    • hisako より:

      売られているあんこはとても甘いので(笑)
      自分用には砂糖を使いつつ量を控えめに、母用には砂糖の代わりにラカントSで作ります。
      煮るのは時間がかかりますが、難しいことはないので慣れれば苦になりません。

      コオロギは私もできれば食べたくないですが、近い将来の食糧事情からいずれはタンパク源として摂取しなければならなくなるようですね…
      昔はイナゴの佃煮などふつうに食べていたのを考えれば、それほど、悲鳴をあげるようなことではないのかも。
      でもタンパク源としてなら私は大豆とかでいいなぁ。大豆よりイナゴのほうが効率良いのかな?謎。

  2. 文緒 より:

    久子さん、ご無沙汰しています。
    小豆を煮てみようかとこちらにまた伺ったのですが、
    豆を煮る時は前の日から一晩水に浸けるような気がしたのですが、それはしなくていいのですか?
    それともそうしたうえで煮ていらっしゃいますか?

    • hisako より:

      文緒さん、こんにちは。
      大豆や他の豆は水につけて戻してから調理しますが、小豆はそのまま煮始めて良いそうですよ。
      もちろん私も戻さずに煮ています。

      煮上がりまで時間はかかりますが、思い立ったらすぐに作れるのでありがたいです。

      美味しくできますよう、がんばってくださいね(^^)

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