母の服 2着目ブラウス&原型作成

原型を作って、それをもとにブラウスの型紙を引いて、ブラウスを作りました。

結果としては採寸ミスで少々寸法が少ないけど、まあまあいいじゃない、って感じの仕上がり。

こまかく採寸してみる

まず原型を作るために採寸をしました。

身長とバストから計算式で数字を出すこともできるのですが、それで出てくるのは若くて平均的な範囲のサイズの場合。母のように高齢で体型のバランスが変わってきている場合は、採寸してそれをもとに原型を作るのが正解だと思いました。

採寸は難しい

採寸や原型作成は「パターンメーキングの基礎」を見ながらなのですが、採寸はなかなか正確にできなくて……。

この本の原型作成方法は、採寸した寸法をそのまま使って製図をすることができます。正確に採寸ができれば、ちょうどいい原型が作れるはず、と思いました。

しかし、採寸がこまかい。

パターンメーキングの基礎という書籍の一部分(採寸方法の写真)
体の上に目印を置かないとうまく測れない感じです。私はマスキングテープで印をつけてやりました

細かい採寸未経験なのと、なるべく短時間で終わらせようとしたために、ちゃんと測ったつもりでしたが正確な数字が出せませんでした。
帰宅してから採寸メモをチェックして見つかったダメな点として、

  • 後ろ肩丈より前肩丈のほうが長い?
  • この肩丈では袖ぐり寸法に全然足りない!
  • 前丈が短すぎる?(ウエスト位置がよくわからないし、、)

など、など。

採寸メモの写真
薄暗いところで写真撮ったので薄暗い画像ですが

あまりにもおかしなところは計算式を参考に直しました。具体的には、

  • 計算式では「後ろ肩丈-1cm=前肩丈」なので、長い方を後ろ肩丈にした
  • 袖ぐり寸法は測ったので、その袖ぐり寸法を満たすように肩丈に寸法をプラスした
  • 前首丈(後ろ首幅+1cm)+前身丈=前丈になるはずなので、その寸法に訂正
  • 後ろ丈-後ろ首丈(2cm)=背丈になるはずなので、後ろ丈の1cmを前丈に移した

前丈より後ろ丈が長くなるのはわかっていたけど、その量がいまいちよくわからず。結果として後ろ丈38cm、前丈37.6cmとほぼ同寸になりました。

(しかし後日、後ろ丈はもう少し長く必要だったとわかりました。)

ちなみに「パターンメーキングの基礎」の著者はウェブサイトも開設されていて、そちらでも詳細を知ることができます。本買わなくても大丈夫。

ウェブサイト「Lady’s pattern cutting より美しいシルエットの為のホームページ」より、計測の詳細 

原型製図

トルソー原型を作る

洋裁CADを使うのも5年ぶりです。前回のシャツ原型を作ったときは、使い方を思い出しながら&サイトを見ながら(すごいバージョンアップしてた)、やっと印刷にこぎつけました。mmで入力すべきをcmで入力してて印刷準備で気づくという……^^;

シャツ原型の画像(洋裁CAD)
前回のシャツ原型。簡単な作図ですが洋裁CADが難しかった

で、今回計測した寸法を入力して作った原型。当然ながらウエストダーツは入れず、ヒップの交差のみ入れています。

その交差も、本来なら背幅線の下(後ろ袖ぐりの途中から下への線)でもっとたくさん必要だったのですが、自分で適当な計算をしたので結果的に足りなくなってます。

トルソー原型の画像(洋裁CAD)
裾の前後差の入れ方もちょっと変。(バストポイント下から肩甲骨下をつなぐのが正解だと今思う)

家庭用プリンターでA4印刷12枚&貼り合わせ。

A4で印刷した型紙を貼り合わせた状態

ブラウス原型を作る、ゆとり3倍で

なんとか原型ができたので、それをもとにブラウス原型の作成。本にあるものはゆとりが少しなので、ゆとりの量を3倍にしました。腕の可動域が狭めなので、袖ぐりを広めに取りたかったのです。

洋裁CAD上での原型操作がまだできなくて、印刷した原型の上に紙をのせて操作しました。型紙作りも布の裁断も床でやるので体勢がキツいです。

紙をのせて原型操作
工作感がすごい

型紙作るのに一苦労ですよね、、

服を作るのにいちばん大変なのは縫うことではなく型紙作りだと思う

着用

ブラウス、なかなかいい感じ……?

型紙ができたら縫いますよ!で、2着目が完成。今回も100円生地です。型紙が不安なうちは安い生地を使って納得行くまで作り直します。

縫い上がったブラウス
完成。気のせいか少し小さめな感じ?がしてた

着てもらうと、わりといい感じ。に、見えます。

出来上がったブラウスを着用

が……。あれ、裾の前中心があいてる?なぜだろう?

原型を着てもらう

測った&直した寸法が合っていることを確認したくて、原型も布で縫って持ってきていました。布は適当に切ったので柄がずれていますがご容赦を。

原型を布で組み立てたやつ。

この原型を着てもらうと、そんなはずないよね?っていう衝撃の結果。9cmのゆとりがあるはずのバストラインに、ゆとりがほぼゼロ。一番太いお腹周りはそもそもの寸法が10cmも足りない。(衝撃すぎて写真撮ってない)

この原型で作ったブラウスだから寸法が足りなかったのです。バストに6cmのゆとり&余ったダーツを閉じて裾に開いていたおかげでギリギリ着られる寸法になっていたのでした……

いったい製図のどこを間違ったのだろう??

まさかの採寸ミス

帰宅して、原型をあれこれ測ってみたけど、使った寸法のとおりになっていました。これは、考えたくないけど、でも原因はこれしかない。

採寸ミス!(T_T)

バスト112cm(と思われる)を、102cmと読んでしまったらしいです。(瞬間「あれ、少しやせてる?よかったね~」と思い込んでそこから逃れられなくなったか……)

そして腹回りは112cmだったのが測り直したら117cm、いや、再度測ると119cm。なんだこれ。

バストは測り直さなかった(T_T)ので確かめていないけど、それしか考えられない。

こんなことってある?どうした私??

まとめ

とにかく採寸は慎重に、、。

次はバスト112cmの数値を使って原型を引き直し、再度ブラウスを作ります。バストラインのゆとりは、本の通りに少なめでいってみようと思います。

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